治療希望の患者さんへ
陽子線治療の基本的な条件
主な適格条件
- がんの告知を受け、患者自身の意思で陽子線治療を希望していること
- 主治医からの紹介であること
- 粒子線治療後の紹介元病院での経過観察について主治医の同意が得られていること
- 病巣(がん)が限局していること
- 照射部位に活動性の炎症や、治療が必要な炎症を伴わないこと
- 治療体位がとれ、治療中の安静(30分くらい)が保てること
主な不適格条件
- 皮膚がん
- 消化器がん(胃や大腸)※食道がん、手術後に骨盤内に再発した大腸がんは可能
- 危険臓器(消化管や脳幹・脊髄など)に接した腫瘍
- 照射部以外に制御困難な他病変(転移など)がある場合
- 脊髄圧迫、上大静脈症候群、悪性気道閉塞など緊急照射が必要な場合
- 医学的に他の治療法が望ましいと考えられる場合
現在受け入れが不可能/行っていない疾患
- 抗がん剤の併用が望ましい小児がん、頭頚部がん、骨軟部腫瘍
- 先進医療の一部(脳脊髄腫瘍、局所進行非小細胞肺がん、胆道がん、腎がん、膀胱がん、子宮がん)
治療費について
公的な医療保険の場合
※自己負担割合は、年齢や収入によって異なります。
※公的医療保険適用部分は、高額療養費制度の適用により、自己負担が軽減されます。
先進医療の場合
※自己負担割合は、年齢や収入によって異なります。
※公的医療保険適用部分は、高額療養費制度の適用により、自己負担が軽減されます。
受診方法
1.主治医の先生とご相談
2.主治医の先生から津山中央病院 陽子線治療センターへFAX
※内容を確認後、受診適応となった場合に受診日時の連絡が主治医の先生宛にFAX返信されます。
(翌日以降(休日除く)の返信となりますのでご了承ください。)
3.診察資料(紹介状・CD‐R)を直接津山中央病院 陽子線治療センターにお送りください。
4.陽子線センター初診(適格性の判断、陽子線治療に関する説明、費用などの説明)